ウィングス京都とは
ごあいさつ
ウィングス京都は、京都市における男女共同参画を推進するための拠点として1994年に開設されました。開設当初に比べると女性の人生も働き方も多様化しましたが、一方で、女性の政治参画や、未だに残るDV等の女性に対する暴力の問題等、解決すべき課題は多く残されています。
男女共同参画社会の実現に向けて活動する数多くのセンターの一つとして、このウィングス京都も、地域全体で女性の活躍を支援する「働く女性の活躍推進事業」や育児休業から自信を持って職場復帰するための「女性の就業継続支援事業」をはじめ、男性の家事や育児参画を支援する「男性対象講座」など、誰もが性別に関わらず能力を発揮できるための様々な取組みを行っています。
また、あらゆる性暴力の根絶のための啓発事業や、男女共同参画の視点を持った相談員による相談事業も実施しています。館内には男女共同参画について学ぶことが出来る図書情報室もございますので、お気軽にお立ち寄りください。
京都市男女共同参画センター 館長
京都女子大学副学長
京都女子大学ジェンダー教育研究所所長
手嶋 昭子
2024年9月1日
ウィングス京都 概略
ウィングス京都は1994年に「女性の自立と社会参加を支援する」ことを目的に京都市によって開設されました。鳥が左右の翼を広げて飛び立つように、女性と男性が協力しあって住みよい平等な社会の建設を目指そうと、「ウィングス(翼)京都」と名付けられました。
2006年4月に、「京都市女性総合センター」から「京都市男女共同参画センター」へと名称が改められました。
誰もが性別にかかわらず、個性と能力を発揮し、いきいきと生きられる社会、男女共同参画社会の実現に向け、さまざまな取組を行っていくとともに、市民のみなさまの活動を支援し続けます。
建築としての「ウィングス京都」
明治末に建設された京都商工銀行の外壁を再利用したもので、明治期と現代の建築様式が融合する京の新しい顔。
東洞院通り側の外壁には、イオニア式石柱が立ち並び、軒には緑色の三角破風をあしらう。夜にはライトアップされて、どっしりした重量感の中に、華やかな雰囲気を演出している。
- 受賞歴
- 1994年:照明普及賞 優秀施設賞(社団法人照明学会 照明普及会)
- 1996年:都市景観賞 建築部門(京都市)